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2013/01/04

訃報:ベアテ・シロタ・ゴードンさん

 暮れの12月30日、ベアテ・シロタ・ゴードンさんが長年暮らしていたニューヨクの自宅で亡くなったと聞いた。Imagescamjtkj7_3
 今日では、日本国憲法との関わりで知らない人もいないくらい有名な人となっているが、国際芸術見本市(ジャパン・アート・フェスティバル)開催当時の1966(昭和41年)当時には、ご本人が言及しなかったこともあってそのことについて知る日本人は皆無であった。もちろん、私達も知るはずがなかった。

 ジャパン・アート・フェスティバルの打ち合わせのために、連日リバーサイドの彼女の自宅を訪ねていた当時、「花粉症」という言葉を初めて教えてくれたのは、当時それに悩まされていた彼女であったことを思い出す。

 日米文化、芸術を広く深く理解していた教養人であった。はじめての大事業にとりかかる緊張感もあって、いつも彼女を追い詰め攻めまくっていたわれわれ日本側スタッフに対しては、常に微笑を絶やさず、寛容をもって接してくれた本当に頼りになる存在であったことを半世紀後の今も思い起こしている。ご冥福を祈りたい。

*参考までに、平成9年の投稿部分を下記に再掲する。

・ベアテ・ゴードンさん (http://gastrocamera.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/post-2e66.html

 現地ニューヨークでは、フェスティバルの協力者として日米両関係機関の仲介役として活躍してくれたジャパン・ソサイエティのベアテ・シロタ・ゴードンさん(Mrs. Beate Sirota Gordon)のことを忘れることはできない。

 ゴードン夫人は、日本の占領時下マッカサー司令部によって日本国憲法が起草された時に、米国側から参画した唯一の女性スタッフメンバーであったとして、近年になって日本でもその名前がよく知られるようになった。当時彼女は20歳を過ぎたばかりであったが、特に第24条の人権条項「家庭生活における個人の尊さと男女の平等」の制定に深く関わったことで有名である。

 両親共に白系ロシア人で、父はレオ・シロタという音楽家であった。ウイーン生まれで幼少の頃は家族とともに日本で暮らし教育を受けた。英語、日本語はもちろん、数か国語に通じたマルチリンガルである。その頃、在米の日本公館、米政府内の対日部門、日米友好機関の関係者の間で彼女の存在を知らないものはないほどであった。後述するように、まさに芸術見本市協会にとってはうってつけの助っ人であったわけだ。

 アートフェスティバルが開催された時、彼女は40歳を過ぎたばかりの働き盛りであった。80歳を過ぎた現在も、マンハッタン・リバーサイドにある古い風格のある当時のアパートメントに住んでいる。

*本編「国際芸術見本市(ジャパン・アート・フェスティバル)始末記」については下記サイトをご参照ください。

 http://gastrocamera.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_9a53.html

歌は世につれ(7) = テネシーワルツ

 アメリカの女性歌手、パティ・ペイジの訃報に接した。(2013/1/1 享年85)Patti_page_7


 日本でアメリカ歌謡「テネシーワルツ(Tennessee Waltz)」が流行ったのは、昭和26年頃、高校一年生のころであったか。

 当時、進駐軍の影響などもあって、早くもアメリカンジャズなどに興味を持っていた私たちガキ仲間の間でも、内容の意味は理解できないながらも、結構話題になっていた。間もなく江利チエミがこれを日本語でカバーして日本中で大ヒットした。

 パティ・ペイジのあの粘っこいような独特の発音と歌い方は、アメリカ英語に憧れていた若者にとっては魅力的なものであった。Tennesseeはチェネシーに、dancingはジャンシングに聞こえたりして、すでに流行っていたボタンとリボン(Buttons and Bows)とならんで、カタカナで英語歌詞を覚えたりしたものであった。(ボタンとリボンは映画「腰向け二挺拳銃」の主題歌でダイナ・ショアが歌って日本でも大流行した。)

 そのあとも、ヒット曲「オール・マイ・ラヴ」や、犬の鳴き声との共演「How Much Is That Doggie In The Window」 などもそのコミカルな歌詞は今でも覚えている。

*本編「国際芸術見本市(ジャパン・アート・フェスティバル)始末記」については下記サイトをご参照ください。

http://gastrocamera.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_9a53.html

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