沖縄の現状を想う・第一空挺団降下訓練
陸上自衛隊習志野駐屯地は千葉県船橋市に位置する。駐屯地には第一空挺団が置かれている。気象状況の良い日を選ぶのであろうか、晴れて穏やかな日にはC1型輸送機など、迷彩を施した巨大な飛行機がわが街八千代市の上空で幾度となく旋回を繰り返す。時には大型ヘリコプターが行き交うこともある。
いつも、ほぼ決められた位置でパラシュートが降下する。まるで可憐な花が開くように、太い機体から、一つ一つ飛び出してくる白い落下傘は青空に映えて美しい。朝から飛行機の爆音が響き渡ると「今日も青空散歩だな、訓練ごくろうさん」と、それほど爆音も気にならない。
沖縄の現状はテレビでしかみたことはないが、その凄まじさはこちらでは想像もできない様子だ。臨戦態勢を想定した戦闘機やヘリの訓練では、その規模や頻度も桁外れに違えば、危険度も他地域とは比較にならないことが容易に想像される。
敗戦に引き続いた占領時代を含めて戦後60余年、常に米軍の駐留を余儀なくされてきた沖縄の人々の心中は察して余りある。我が国の安全・防衛は、国民一人ひとりが公平に負担すべきものである。政府は安全保障のあるべき原点に立ち返って、早期に沖縄問題の解決に対応してもらいたものだ。
*本編「国際芸術見本市(ジャパン・アート・フェスティバル)始末記」については下記サイトをご参照ください。
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