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2009/08/15

終戦の日

 64回目の終戦記念日を迎えた。ある大学での調査結果によれば、「終戦の日」がいつであるかを正しく答えられた学生は33.2%であったそうだ。 戦後生まれの人口が4分の3を越え、最後となった徴兵検査を19歳で受けた人が83歳になるらしい。 以上は今朝の朝日新聞社説の記述である。

 現在18歳の学生にとっての64年前の太平洋戦争終結(1945年)は、昭和十年生まれの我々にとっては、時間的な流れについてのみいえば1889年(明治22年)に該当する。調べてみると内閣総理大臣が三条実美から山県有朋に交替した時代である。18歳にとっての「日本敗戦」はそれほど大昔のことなのだと納得する。

 ここ数日間は、例年の如く各テレビ局では戦争関連番組が連日放送されている。 節操もないくらいにこれらの番組に没頭してしまった。戦後64年の歳月が経過したにもかかわらず、毎年のことながら、またまた新しい資料や証言が国内のみならず海外からも出てくる。

 なかでも興味を引かれたのは、NHKの放送番組「日本海軍400時間の証言」であった。これは、当時の海軍軍令部のスタッフを中心とした将官、将校らによる100回以上に及ぶ「反省会」での発言記録であった。「反省会」が開催された時期が、戦後半世紀を経た昭和末期から平成初頭であったこともよかった。 残された膨大な録音テープによる発言者の内容が、その虚実が視聴者の判断に委ねられるような客観的な視点と形式で放送されたのもよかった。

 想像を絶する過酷な戦争体験が直接語られる「証言」には迫力と説得力がある。当時の指導者や軍幹部、下士官・兵、もしくはその周辺で歴史を体験、目撃した人々の戦後証言や語録はその内容の如何にかかわらず興味を引く。

 戦後60数年を経て、なお保身のための自己弁護、真摯な反省、苦衷の懺悔・・・・・と人間の性が如実に見て取れるのは、古今東西を問わない。

*本編「国際芸術見本市(ジャパン・アート・フェスティバル)始末記」については下記サイト「ジャパン・アート・フェスティバルを知っていますか?」をご参照ください。http://gastrocamera.cocolog-nifty.com/blog/

  

 

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