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2008/04/30

「昭和の日」

 4月29日が「昭和の日」と呼ばれるようになったことをすっかり忘れていた、と言うよりは知らなかった。「天長節」とは言わないまでも、昭和天皇の誕生日という認識は容易に変えることはできない。それほど昭和どっぷりの世代である。

 昭和10年は西暦1935年、大変区切りの良い数字である。西暦年度から25を差し引くことにより昭和の年度が容易に計算できたものだ。今でも家人と「昭和」を用いることが少なくない。例えばわが家では今年は「昭和83年」である。

 戦中派、戦後派などという分類は必ずしも正確ではない。例えば一部の昭和初期生まれの世代には、軍隊経験を含めた戦争体験がある。我々には戦時体験はあっても軍隊経験はない。

 昭和の日に因んで、新聞、ラヂオ、テレビなどが多彩な番組を提供していた。戦後を含めた昭和期の激動に改めて想いを馳せた一日であった。たった60年余の短い間におこった国際情勢の変転や科学技術の進歩は人類全体に大きな影響を及ぼした。

 同じ昭和生まれであっても、その経てきた時代は同一ではない。世代によって大きく異なる。我々よりも10年遅れて生まれてきた戦後世代、団塊世代の体験は我々のそれと同じではない。

 個人的体験はそれぞれが育った生活環境や条件によって異なることは言うまでも無いが、昭和の日を迎えて戦中戦後の一時期を雑然と振り返ってみたら以下のような事柄が頭に浮んできたが、皆さんはどうだろう。

●昭和17年(国民学校入学)~20年

アカイ アカイ アサヒ アサヒ、ハト コイ コイ、ヒノマルノハタ バンザイ バンザイ、ヘイタイサン ススメ ススメ

大東亜戦争、小国民、宮城遥拝、勅語、天皇陛下万歳、御真影、武運長久、慰問袋、千人針、出征・入営、伏見練兵場、皇軍、隣組、現御神(アキツミカミ)、米英鬼畜、トルーマン、蒋介石、チャーチル、ヒットラー、ムッソリーニ、欲しがりません勝つまでは、贅沢は敵だ、撃ちてし止まむ、一億一心、農兵隊、予科練、幼年学校

大本営、参謀本部・軍令部、聯合艦隊、山本五十六、中部軍管区情報、敵機来襲、空襲警報、警戒警報、灯火管制、防空頭巾、用水桶、火タタキ、砂袋、竹槍、集団疎開、縁故疎開、艦載機、グラマン、ボーイングB29、艦砲射撃、機銃掃射、轟沈、撃沈破、代用食、食糧増産、開墾、配給、衣料切符、国防婦人会、戦闘帽、国民服、モンペ、国防色、玉砕、学徒動員

高天原、豊葦原の千五百秋の瑞穂の国、天孫降臨、猿田彦命

紀元節、天長節、地久節、明治節、新嘗祭、神嘗祭、大詔奉戴日

バイ(ベーゴマ)メンコ、独楽、イカ(凧)、チャンバラごっこ、日光写真、模型飛行機、円錐壕、水練学校、武徳会、のらくろ、ススメフクチャン

●昭和20年(国民学校4年)~23年(小学校卒業)~26年(中学卒業)~

進駐軍、マッカーサー元帥、鈴木貫太郎、幣原喜重郎、片山哲、吉田茂、闇市、買出し、学校給食、脱脂粉乳、欠食児童、栄養失調、傷病兵士、新円・旧円、引揚げ船、復員、尋ね人の時間、かえり船、軍隊毛布、DDT、街頭演説、乾パン、放出物資、新制中学、東京ブギウギ、鐘の鳴る丘、靴磨き、帝銀事件、下山事件、三鷹事件、松川事件、朝鮮戦争、リッジウエー中将

●昭和29年(大学入学)~

お富さん(春日八郎)、第五福竜丸、鳩山一郎、力道山、洞爺丸、石原慎太郎、慎太郎刈り、名曲喫茶、名画座、新劇、特急つばめ号、外食券食堂、賄い付き下宿、太陽族、マンボ、ツイスト、etc., etc., etc.・・・・・・・・・

*本編「国際芸術見本市(ジャパン・アート・フェスティバル)始末記」は下記サイトからどうぞ: http://gastrocamera.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_9a53.html

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 来る4月29日は、二回目の「昭和の日」である。今年は、平成20年。昭和という時代が過ぎ去って、20年になる。昭和は、激動の時代だった。恐慌、戦争、大敗、復興、そして繁栄。その時代を象徴する存在が、昭和天皇である。昭和時代、4月29日は、天皇誕生日だった。その日が形を変えて復活したのが、「昭和の日」である。  「昭和の日」は、昭和という時代を振り返る意義ある日である。それとともに昭和の残課題を確認し、その課題の遂行に心を新たにする日でありたい。  私は、残課題の最大のものは、日本人が日本精神を... [続きを読む]

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