落穂ひろい(22)再会(その2)
~コレクションの新地平(New Horizon)・20世紀美術の息吹~
東京・京橋のブリヂストン美術館のコレクション展示(4月13日まで) である。
おなじみの「常設展示」に続いて、「版画と水彩」では多彩な作家に加えて「ベン・シャーン」を、続いて「ザオ・ウーキー」などを特集している。「戦後美術から現代へ」と題しては懐かしい日本人作家の名前も多く見られる。
ジャパン・アート・フェスティバルの出展作家として佐藤敬、今井俊満、菅井汲、野見山暁治、堂本尚郎、白髪一雄などが。
「抽象への道」としては、猪熊弦一郎、斎藤義重、村井正誠も。
42年振りに再会した白髪の超大型作品「白い扇」は、「赤い扇」「緑の扇」の三部作の一つ、その昔大型トレーラーに同乗して米大陸を一緒に行脚した作品であった。懐かしい再会であった。
現在活躍中の堂本、白髪らを除いて、殆どの方々が鬼籍に入ってしまったことを実感しながら年月の経過を再認識した。今日の芸術家達の活躍にも、戦後から20世紀半ばに活躍した当時の若き新鋭芸術家達の息吹が引き継がれていることを実感する今日この頃である。
*本編「国際芸術見本市始末記」については下記サイト「ジャパン・アート・フェスティバルを知っていますか?」をご参照ください。
http://gastrocamera.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_9a53.html
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