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2008/01/11

落穂ひろい(18)平安王朝に思いを馳せて(宮廷のみやび)

 「見たことがありますか?道長自筆の日記」 こんなサブタイトルにひかれて上野の東京国立博物館へ足を運んだ。「宮廷のみやび・近衞家1000年の名宝」と題して、京都の陽明文庫が所蔵する品々を展示したものである。

 ゆかりの美術品や道具類の優美さも然ることながら、藤原道長自筆による「御堂関白記」や、当時の歴史上の人物による真筆はやはり圧巻である。歴代天皇の宸筆、藤原忠通、西行、慈円、俊成、冷泉為相、寂蓮、定家、・・・そして伝空海筆、伝小野道風筆、伝紀貫之筆、伝公任筆なども。

 古文書・古記録などは、日頃漢文体や仮名文字になじみの薄いわれわれ素人にはかなりのエネルギーと根気を要求するものであり、むしろ読解不能なものが大半なのだが、それでもほぼ三時間は夢中で平安朝の息吹を感じることができた。日本文化の系譜の一端を実感することで十分満足することができた。

 受け取った書状の行間に返事を書いて差出人に送り返すものを「勘返状」と呼ぶことを初めて知った。パソコンによる 「>付き返信メール」もしくは携帯電話による「引用返信」のような風習がすでに平安時代にあったことが意外であった。

 展示会は、2月24日(日)まで、東京上野公園の東京国立博物館で。

*本編「国際芸術見本市始末記」については下記サイト「ジャパン・アート・フェスティバルを知っていますか?」をご参照ください。http://gastrocamera.cocolog-nifty.com/blog/

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