落穂ひろい(1)-英会話学習のこと
関連サイト:http://gastrocamera.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/1_4863.html
私が英語を習い始めたのは昭和23年(1948)、中学一年の時。当時の英語教育は、英文和訳、和文英訳、文法が中心。文章はI am a boy. This is a pen. など無味乾燥そのもの。これでは、英語嫌いの生徒を増やすだけでした。
会話を学ぶための唯一の方法は、毎日、夕刻15分間だけのNHK講座だけでした。平川唯一先生の「カム・カム英語」講座。先生はたった一人で男女、老若、子供の声色まで交えて限りなくネイティブな米会話を教えてくれました。
薄っぺらで極めて質素なラジオテキストの会話には、すべての単語にカタカナが振ってありました。tunnel(トンネル)=タヌル、milk(ミルク)=メユク、apple=アッポ、cut it out=カレラウ、nickel(ニッケル・5セント硬貨)=ネッコ ・・・という調子でした。
このカタカナをそのまま発音するということではなく、これをヒントにして正しい発音を真似て欲しいということでした。今日でも、unbelievableをアンビリーバボーとか言うらしい。ニューヨークの街角でアイスクリームを注文して、店員に「バニラ」を注文できれば立派なものでしょう。さしあたり「ヴァネラ」とでも言いますか。くどいようですがホット・ドッグは、「ハッダ」で如何でしょうかね。マクドナルドは「メッダナ」でOKと言う説もあります。80=eightyは、平川先生によれば「エイディ」、shut upは、やはり「シャラップ」でした。
英語と米語、どちらが美しいか、品位があるのかなどの議論は全く意味の無いことだと考えますが、如何でしょうか
*本編「国際芸術見本市(ジャパン・アート・フェスティバル)始末記」は下記サイトからどうぞ:http://gastrocamera.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_9a53.html
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