第三部 エピローグ - IT時代の到来に思う
・IT時代の到来に思う
当時は、情報・通信技術が未だ今日のように発達していたわけでもなく、大企業か商社でもないかぎり、コストのかかる国際電話はそれほど使われることもなかった。実務においては普段は郵便や、せいぜい国際電報かテレックスが利用されていたにすぎない。ファクシミリの出現ももう少し後になる。パソコンによるメール通信や携帯電話による通話が可能になるまでには、さらに三十年を要したのであった。IT時代の到来がビジネスに及ぼしたインパクトは絶大である。
もちろん当時としては最先端のビジネス環境が備わっていたには違いないが、今考えれば極めて素朴な手段や方法に依存していたわけである。もし当時に今日のようなIT技術の恩恵を受けることできたとしたら、常に時差やコミュニケーションに悩まされていた私の仕事もどれほど効率的に遂行できただろうかと、時代の大きな変化を実感するとき感慨も一入である。
*本編「国際芸術見本市(ジャパン・アート・フェスティバル)始末記」は下記サイトからどうぞ:http://gastrocamera.cocolog-nifty.com/blog/
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