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2007/02/01

第二部 国際芸術見本市始末記・ニューヨーク展(12)

6月21日(火)

 

 仕事は休戦状態。特に為すべきこともなし。六時過ぎに帰宅。暑い!

 

 

 

 6月27日(月) 

 暑い、午後から降ったり止んだり 

 ギンベル百貨店、NYのゴードン夫人へ手紙を書く。夜、World History(世界史概観・ウェルズ著)を少し読む。 

 

  6月28日(火)雨、台風四号襲来 

 

 豪雨! 各地で人命・浸水被害続出。

 

 

6月29日(水)快晴

 

 台風一過。ビートルズが午前三時四十分に日航機で来日したとのこと。明日、武道館で講演とか。

 

  

 ・来年度の開催計画が決まる 

 来年(昭和四十二年)度、第二回ジャパン・アート・フェスティバルにつき事務局で打ち合わせ。開催地として、ホノルル、ヒューストン、ニューオーリンズが決定。午後、早速青柳氏とともに外務省、文部省へ飛ぶ。

 

   

6月30日(木)

 

 

 理事長名義でニューオーリンズ、ヒューストン、ホノルルの各総領事館宛に来年度ジャパン・アート・フェスティバルについての文書作成、発送する。在外公館への直接の連絡は本省の嫌うところではあるが。

 

7月1日(金)終日小雨

 

 

 昼休みに散髪。午後から青柳氏とともに大和運輸王子美術梱包倉庫へ行く。パネル取り外し後の展示方法、梱包方法などについて話し合う。

 

 追記= 丹下教授設計による会場構成は、当然のことではあるが初回のニューヨーク展のみを念頭においていた。以降の展示会場ではその活用方法は殆どないどころか、むしろ、それぞれの会場に相応しい的確な展示を困難にした。結局、その膨大な展示用資材の残骸は無用のお荷物となり、その大半を廃棄せざるを得なくなった。 

 事務局は開店休業状態。作品はすべて海外にあり、あとは現地対応があるのみ。そして国内は募金あるのみ。これが難問だ。

  早々と五時半過ぎには帰宅。夕方、英明が団地はずれまで独りで迎えに来ていた。

7月14日(木)

 

 終日たいした仕事もなく過ごす。写真屋で渡航申請用の写真撮影をする。

 

  

 7月15日(金)午後小雨 

 

 日中暑い。午前中、中野区役所で旅券申請のための戸籍抄本を取る。世津子、英明は中野駅まで同道し、そのあと阿佐ヶ谷(義母・義妹宅)へ向かう。中野駅前で三十分程度パチンコ(タバコ三箱)。協会は特段の仕事もない。

 

 

 

 

7月18日(月)

 

 

 むし暑い。事務局では特段に仕事もなく終日職員同士の雑談で過ごす。

7月19日(火)晴、午後小雨

 

 

 暑い。午後、有楽町の東京交通会館(都庁旅券課)へパスポートの申請に行く。

 

  

 

7月21日(木)

 

 

 暑い。ピッツバーグのギンベル百貨店(Gimbel Brothers)より航空運賃二人分(二、六五〇ドル)を送金してきた。もっぱら翻訳作業とタイプ打ち。

 

 追記= 現地共催相手がある場合は、事務局派遣費用として、通常、役員クラス一名、職員クラス一名分の渡航費を相手側に負担してもらうのは双方合意の上であった。さらにレセプション費、広報費、設営費の一部など他費目の負担を相手側に求めることもあった。 

 

 昇給後初めての給料、五六、一五〇円と渡航支度金(七六、五〇〇円)の支給を受ける。

 

 

  

7月22日(金)

 

 

 帰途、ロイヤル米会話学院へ立ち寄る。職員室で後任の石田教務主任と暫時話す。東京オリンピックに始まった英会話学習熱もピークを過ぎ、ぼつぼつ英会話学校経営も苦しくなってきたそうだ。四年後の大阪万博の影響はどうなのか。

 

7月23日(土)

 

 

 午前中で終業。暑い。久しぶりに早稲田の明礼さん宅へ(英会話レッスン)。

 

  帰途、新宿へ回り京王デパートへ(背広出来上がり、ネクタイ四本、ベルトなど買う)。三光町の龍生堂で薬(クロマイ軟膏、鎮痛剤、栄養剤)。午後六時帰宅。夜、テレビ「裸の大将」(小林桂樹主演)をみる。 

 

 

 

7月24日(日)曇り

 

 

 やや涼しい。世津子は池袋、西武デパートへ(ハンドバッグ五、〇〇〇円、ワイシャツ二枚四、〇〇〇円、靴修理など)。英明と散歩する。

 

(第二部ニューヨーク展おわり)

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