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2007/02/13

第二部 国際芸術見本市始末記・シカゴ展(3)

11月9日(水) (ニューオーリンズ~ヒューストン)

 八時起床。十時三十分、メゾン・ブランシュで上級副社長ケニー氏に会う。一寸見に判断してはいけないが調子がよすぎる感じ。よくしゃべる。アート・フェスティバルはあくまでも独立的な企画にするとの回答を得る。後日に訪問する予定の麻生理事長への直接回答を約してもらい辞す。

午後一時前にホテルをチェックアウトして、直ちに空港へ駆けつける。一時三十分発のナショナル航空でヒューストンへ向かう。空港からサヴォイフィールド・ホテル(Savoy-field Hotel)を予約しておく。

四時にホテルにチェックイン。清潔で気持ちのよいホテルだ。直ちにヒューストン総領事館へ電話を入れる。上田領事と話をして、五時前に総領事館を訪ねることに決める。総領事館で田中総領事に挨拶。上田領事夫妻と四人でトーキョー・ガーデン(東京園)へ。天麩羅、寿司などをご馳走になる。午後八時ホテルまで送ってもらう。

11月10日(木) (ヒューストン~メキシコ・シティ)

今日は三十一才の誕生日。特に感慨はない。

七時三十分起床。ヒューストンは薄曇り。チェックアウトの後、ブラニフ航空カウンターでメキシコ・シティ行きのチケットを予約する。スケジュールは、午後八時五十分にヒューストンからサン・アントニオへ飛び、午後十時四十分アメリカン航空でサン・アントニオからメキシコ・シティへのフライトである。メキシコ・シティ到着は深夜零時過ぎの予定だ。

 午前九時に総領事館へ行き、田中総領事に面談。その後、ヒューストン・ナチュラルガス・ビル(Houston Natural Gas Building)へ行き、マネジャーのシュニッツァー氏(Mr. Schnitzer)に会い、展示のための会場提供を交渉する。二週間以内に返答するとの約束を取り付ける。さらに別候補のハンブルビル(Humble Building)を訪ねてから、上田領事と「ホワイトハウス」なるレストランで昼食。上田総領事は礼儀正しい誠実な人だ。

一旦総領事館へ戻り、午後一時三十分にフォーリー百貨店(Foley’s)へ行く。ディスプレイマネジャーのカーティス氏が、フェスティバルに対する側面協力を約してくれる。その後、約束をしていた市のコンベンションホールの責任者に会い事情説明だけはして、展示会場はナチュラルガス・ビルに決定した旨を伝えるが、それでもとJones Hallの内部などを案内される。

午後五時前に総領事館へ戻り田中総領事にお礼の挨拶をして辞す。

午後五時三十分にサヴォイフィールド・ホテルに戻って荷物を受け取りヒューストン国際空港へ向う。空港で夕食。いささか疲労感あり。

空港で待ち時間を利用して、今宵の宿としてヒルトン、シェラトンなど試みたが、すでにメキシコ・シティにはホテルの空きはないとのつれない返事。運を天に任せて、とにかくサン・アントニオに向かう。「出たとこ勝負」ということだ。

午前零時二十分予定通りメキシコ・シティ着。空港インフォメーションの紹介でホテル・ロムフェル(Hotel Romfel)なるところへ紹介を受ける。ときすでに午前一時三十分。

11月11日(金) (メキシコ・シティ)

 九時起床。昨夜は一晩中室内の異様な臭気で熟睡できなかった。おまけに、ベッドやフロアに怪しげな昆虫も!

午前中はメキシコ・シティ~ロサンゼルスの座席予約に散々てこずる。挙句の果てには帰途はメキシコ・シティ~ダラス(経由)~ロサンゼルスへの迂回ルートへの変更を余儀なくされる。やっとヒルトンホテルのコーヒーハウスで昼食にありつく。

一人当たり七十五ペソ(5ドル強)を支払って、四時間ばかり車(ガイド兼ドライバー付き)を借り上げる。午後二時三十分からメキシコ・シティ郊外、ティオティワカン遺跡、ピラミッド等を見て回る(走行約一〇〇キロ)。陶器の壺、黒石の人物胸像などのみやげ物を買う。

午後六時三十分にホテルに戻る。土産としてテキーラを少々。夜は付近の中華料理店へ行く。荷造りをして明朝の早発ちに備える。

11月12日(土) (メキシコ・シティ~ロサンゼルス)

 今日の飛行は、長途メキシコ・シティ~サン・アントニオ~ダラスを経てロサンゼルスへ。

六時三十分起床。チェックアウトして七時三十分に空港に向かう。出国手続きの後、八時二十五分発のアメリカン航空に搭乗。サン・アントニオで米国入国手続きを済ませダラスへ。ダラスからさらにアメリカン航空でロサンゼルスへ(到着は現地時間午後一時四十分)。

スタットラーヒルトンホテルのチェックインは午後二時三十分。中心街を散歩の後ホテルに戻り、明日 (ロサンゼルス~サンフランシスコ)、明後日 (サンフランシスコ~ホノルル)のユナイテッド航空をそれぞれ電話で予約する。

夕刻、二人で徒歩にて日本人街リトル・トウキョウへ食事に行く。すき焼きを食う。連日の移動でいささかバテ気味。

11月13日(日) (ロサンゼルス~サンフランシスコ)

 八時起床。チェックアウトの後、荷物はホテル内のロッカーに預ける。朝食をとる暇もなくグレイラインバスでディズニーランド半日コースに出かける。ディズニーランドで午後二時まで遊ぶ。ホテルに戻り直ちに空港へ向う。飛行機の遅れで、サンフランシスコ到着は約一時間三十分遅れの午後八時となった。サンフランシスコ空港から電話してサターホテル(Sutter Hotel)を予約する。夜、付近の「松尾」なるレストランで茶漬けを食う。シャワーを浴びて十二時すぎに就寝。

11月14日(月)(サンフランシスコ~ホノルル)

 八時三十分起床。おなじみの「みどり」で朝食。デ・ヤング美術館へ電話連絡。午後二時ならば会えるとのこと。街を散歩の後、金門橋、ゴールデンゲートパークへ行く。約束時間まで美術館に隣接する日本庭園を散歩してお茶など飲む。

マグレガー氏(Mr. McGregor)、カールソン氏(Mr. Carlson)と会って、アート・フェスティバルの打ち合わせをするが何らの具体的な回答も得られず失望する。一体、彼等には権限があるのか疑問に感じる。とにかく、当方の計画、希望日程、その他の要望事項などを一方的に伝えておく。

直ちにサンフランシスコ空港に駆けつけ、五時二十五分発のユナイテッド航空でホノルルへ向かう。約五時間の飛行でホノルルに到着。予約済みのヒルトン・ハワイアンビレジ(Hilton Hawaiian Village)に入る。

11月15日(火) (ホノルル)

 朝食後、おなじみの観光コースをグレイラインバスで回る。四時半頃ホテルに帰着。やはり日中は真夏の暑さだ! 洗濯少々。夜、京屋(日本料理屋)で刺身の定食を食う。インターナショナル・マーケットプレイスまで散歩。東京事務局へ帰国の電報を打つ。自宅への連絡も依頼しておく。移動々々の連日行軍もついに今日で終り。明日は帰国だ。

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