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2007/01/18

プロローグ(1)

プロローグ

  高齢化社会といわれる今日、わが国の男性の寿命は80年に近付きつつある。健康でさえあれば、せめて95歳、できれば百歳くらいまでは生きてこの世の行く末を見極めておきたいというのが実は本音であった。すでに古稀を迎え、昨今の病と闘いながら病院通いを繰り返すようになれば、人生の旅路もいよいよ最終コーナーにかかり始めていると思わなければならない。少しは身辺の整理をしておこうと、古い日記や写真を取り出してみたものの、まだ、それほど本気ではないから、懐旧の念もあり、ついあれこれと引っかかってしまって、整理は一向にはかどらない。

 古い日記といっても、40年余以前のほんの一時期の業務を中心としたメモである。乱雑に記された数冊の大学ノートには、メモに加えて折々の心情や雑駁な感想を述べており、また、当時の社会現象や世相について多少のコメントを記している。 

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